スープラ特集｜BPコーポレーション

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スープラ特集！　

鈑金・オールペン・内装塗装・ガルウィング・
ダクト・オーバーフェンダー加工

[2013.7.30 ]

	スープラ修理・改造など他社での鈑金修理作業がずさんな様子を見ることができます(^_^;) （2007年6月入庫当時の様子）
	まずはパッと見キレイなこの車のリヤフェンダーの状態を見て頂きたいと思います。

	ちなみに車は80スープラですね。この状態で仕上がってきたら何も疑問を抱かない方も多いのでは？だがその実態は！！
	はっきり言ってあやしい香りがプンプンします。しまくりです。…嫌な予感です…

	いい加減な仕事をする鈑金屋に共通しているのが隠れる部分は更に手抜きをする事です。この部分はバンパーを取り付けてしまえば見えない所ですね。
	下地の処理もされていないため、ドライバーで少し抉るだけでポロポロパテは剥がれ落ちていきます。怖いですね～怖いですよね？
	それではどんな修理を過去にされたのか… パテを剥がしてみたいと思います。
	そこそこ剥がれてきた時、無数の穴が出現しました。何故このような穴が開いているかといいますと・・・

	コレを使ったと思われます。これはスライディングハンマーの先に取り付けるアダプターの一つでタッピングスクリューになってる先っちょを凹んだパネルにダイレクトに突き刺し引き出すといった荒業の工具です。これはこれで活躍する場もあるのですがこの箇所の修正には適切ではない工具です。なぜならば裏側から手が入る部分だからです。
	削り落としたパテの破片がこの位になった時・・・
	こんなパネルが出現しました！！ご覧下さい。
	ボコボコです。キモイです。どうやら鋭利なドライバーの先みたいなので裏からつつきまくったようですね。ボコボコながらもパネルが出てきた所でガバッとガバガバガバッっと（しつこいですね）パテで隠した訳です。典型的なパテ鈑金です。これでいくらの鈑金代を請求したのでしょうか？ 50円くらいかな？
	さて、このフザケタ鈑金の鈑金を BPで修理してみたいと思います。
	ある程度の修行を積んだ鈑金屋の普通の仕事です。　ある程度の修行を積んだ鈑金屋の普通の仕事です。パテもそんなに使用しません。はっきり言って普通ではない鈑金屋さんって沢山いますからねぇ～。前にも言いましたが自分の車がどういった方法で修復されるのかを作業前によく確認する事も大事だと思います。そこで嫌な顔をするような工場での修理は考えた方がいいかもしれませんね。

	くどいですが、コレが… こうですからね。
	ウチではここまでが鈑金屋の作業です。ちなみにこの過去の鈑金修理のやり直し代ですが、この80のケースで黙って3万円頂きます。（塗装代は別です）・・・がこの車輌はウチで販売させていただいた車ですので無料での修理です。余談ですがオークション評価4点で落札した車です。この仕上がりで4点です。　（5点で極上状態）オークション評価がいかにいい加減かがわかります。
	リヤフェンダー鈑金完成
	サイドステップの修理続いてこのサイドステップの修理をします。歪みが酷い箇所を少し削るとやっぱりパテがでてきましたね。修理をしている訳ですしパテが入ってるのは何ら問題ないのですが…
	そして裏側を見てみると！なんと割れてる部分を針金で繋げちゃってます。そしてパテをテンコモリって訳ですね。それにしてもこのサイドステップ、妙に重いです。これは修理しなければ売れませんし、夜寝れなそうです。
	では化けの皮を剥がしてみたいと思います。
	一番厚みのある所で…2ｃｍ位のパテが盛ってありました。
	パテを全部落とした状態。段差がかなり目立ちますがこの段差をフラットにする為にパテを沢山盛る必要があったのです。
	それでは修理を始めます。ポイントは、この薄いプラスチックの亀裂をどう強度をもたせながら繋げるか・・・
	修正後。もっともっと時間をかけて細かい凹みまで埋めていけば見せる修理としては最高の出来になるかもしれません。がこれで全然ＯＫと考えます。ちなみに接着剤系は一切使ってません。
	サフェーサーをいれるとこんな感じです。いやーいつもはただ直向に修理の修理をやるんですが写真を撮ってみんなに公開できると努力も報われます。お客さんからすると自分の大事な車がどのように修理されたのか？は気になる所ですよね。これからも見えない部分の状態とあやしい修理を機会があれば紹介していきたいと思います。
	なんだか作業した人間像が浮かぶ気がします。修理に気持ちがこもっていません。要するに金だけですね。金鈑金です。Moneymaking principleです。（しつこい）
	オーバーフェンダー仕様
	前回の修理事例の予告にありました、オーバーフェンダー仕様のスープラの作業紹介をしたいと思います。まだ完成してないので作業が進むにつれて少しずつＵＰしてみたいと思います。というか、お客さんの車じゃないしホントに暇見てやってるので作業の進み具合は超スローペースです。確か去年の今頃も作業をしてた気がします。
	オーバーフェンダーと言ってもいろいろあります。簡単な叩き出し＋αのモノや鉄板を貼り付けて大きく出してしまうモノからフェンダーの形を変えないでさりげなく出すタイプなど様々です。今回このスープラにチョイスしたのは汎用の薄いＦＲＰのフェンダーです。薄いイコール柔らかい為、多少無理な形にしてもボディにフィットするんです。という事で、いろんな車に取り付ける事も可能です。

	まずはインナーの加工から。やり方はいろいろです。インナー加工を適当にやってオーバーフェンダーを取り付けしてしまう業者もいるようですが作ってからタイヤがゴンゴン当るようでは話になりません。タイヤの沈み込みを考えながら叩いていきます。
	水平な修正機の上で高さ、幅をちゃんと合わせてみます。チャキチャキ、キビキビ動いてどんどん作業を進めたい所ですが考えながら作っていますのでモソモソ動きながら作業してます。
	アウターとインナーを接合して形を整えます。鈑金をする感じですね。タイヤはブットイのを履かせる予定。左右対称ツラツラで仕上ます。
	ＦＲＰと鉄板との接合の様子。材質が違う為溶接は出来ませんので特殊なボンドを使用します。
	エアロサイドステップもフェンダーに合わせて少しワイドにしてみました。乾燥後パテで形を整えますがＦＲＰ自体の厚みがないためパテはさほど使用しません。ほとんどこの形のままです。
	どうですか？カッチョイイでしょ？部品代もあまりかからずイメージはかなり変わります。オススメですね。

	上にも上がってしまうドア（ガルウィングともいいます）加工
	ウチのデモ車両の80スープラ少し端折りまして、塗装済みまで一気に進んでますがオールペイント・内装塗装・ダクト・オーバーフェンダーガロウィングまで出来上がりました。
	オートバイのフューエルリッド
	シルバーから黄色に塗りなおされてます。まずは写真をご覧ください！

	リヤフェンダーアウタは純正に比べますと10ｃｍほどワイドのＦＲＰオーバーフェンダーをボディと一体化させる加工を施してあります。一番肝心なインナーはタイヤの沈み込みを考えて加工してありますのでパワーかけても大丈夫です。 2007年に作って6年ほど経過してますが異種素材の接合は何の不具合も出てませんね。

	フロントバンパーは残念ながらオリジナルではないですがフェンダーのワイド化に合わせて加工。ヘッドランプインナーはボディと同色にペイント。これから更にカスタムするベースとしてはいいかも。

	フロントフェンダーは鉄板で製作。オリジナルデザインのダクトをドアに繋げてスリットが入ります。現在このフェンダーダクトには穴等はなく穴あけの加工やメッシュを入れてもカッコ良いかもしれません。ここまで奥に入っているダクトですがピラーやヒンジに干渉することなくドアの開け閉めが可能です。

	当時Ｖ8エンジンを載せて足回りは油圧を組む計画がありましたが工場を合併させるに辺り作業スペースの問題で保留に…


	ホイールはワークの特注品
	フロントに245/40/18　リヤに275/30/19のサイズのタイヤを履かせてますがフェンダーにはまだ余裕があるほどです。


	ヘッドライニングとドアトリム（部分的に）は張替えホワイトとイエローの2色を使い分ける。

	内装も部分的にボディと同色にペイント。




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