レストア 錆 修理

スカイライン 2000GTR ハコスカ修理

レストア 錆 修理
レストア 錆 修理

 

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BPコーポレーション

 

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新着情報〜BPコーポレーションからの作業情報&トピックス

 

日産スカイライン(ハコスカ) SKYLINE2000GT-R
PGC10 レストア作業 その@

 

[2017. 1.31 ]




 

 
 
  まず初めに。僕はこの記事を書く事が出来ることそしてこの車両の修理に携わる事が出来た事を感謝しております。

この仕事をしていればいつかは携わる機会があるだろうと思って仕事をしてましたが時は流れ、鈑金屋になって24年
(平成29年時点)ついにその時が訪れました。
PGC10 スカイライン2000GTR。それはあの数々の伝説を築き上げた日産最強4ドアセダンであるというだけではなくただ純粋に子供のころからの憧れの車両だったりもします。

数多くあるボディショップの中から僕の店を選んでくれたオーナーの期待を裏切らないよう持てる技術と気持ちを全て出し切り作業に取り組んでいる様子を長期になりますがこのHPで紹介していきたいと思います。




















 
 

 
  現在この日本国内に何台、同車両が残っているのかは定かではありません。そういった情報はオーナーズクラブ的な方達が詳しいのかもしれませんね。ハコスカ(2000GTR PGC10)は44年2月から45年10月までしか生産されておりませんから45年モデルであるこの車両は最終タイプです。



















 
 
  生産されてから実に今年で47年近く経過している訳なんですがボデイの状態はどうなのか?

オーナーが特に気になっている箇所はCピラー、ルーフ、リヤフェンダー繋ぎ目の錆び(特に左側)、ルーフ雨どいとボディの繋ぎ目の錆び、リヤフェンダー前後接合部の腐食(特に右側)、ステップ左右の錆び、腐食(左側はインナーもダメージ大)、フロントバルクヘッドの曲がり、右リヤフェンダー波うち、リヤフェンダーリヤパネルの接合部錆び、リヤパネルアッパーの接合部錆び、助手席側フロア腐食と穴、ガソリンタンクブラケットの曲がり、左リヤフェンダーハウス内部腐食による穴開き、左側テンションロッド付け根部の腐り、リヤフェンダー下部腐食穴開き、フロント側下部のぶつけた跡、フロントフェンダータイヤハウス後部の腐り部分の交換、各所に空いている穴埋め、トランク右側リヤフェンダー付近床面の曲がり、ボンネット交換、ドア4枚交換、トランクパネル鈑金修理、給油口回りなどなど。

そして新たに改善ポイントとしてドアとステップそしてフレームの水抜き穴増設など今後も長く付き合って行く為のオリジナルの加工をしていきます。



全部読んでくれました?

これは打ち合わせの際にオーナーが実際修理が必要と判断した箇所であり原文そのままです。

外側から確認できる範囲でもこれだけ気になるポイントがあるという事は切開すると更に修正箇所が増える事かと推測されます。


オーナーは過去に自動車修理屋として仕事経験がありまして素人ではない観察力があったりします。またハコスカの構造や損傷パネル復元のプロセスを知っている為、話が非常にわかる部分もある反面、作業に関しては厳しい意見もお持ちの方で僕と意見が食い違う部分もあったりする訳なんですが、良いものを作る!という一番肝心な思いは共通しているので、お互い言いたい事を話しながらも納得がいく修理を進めております。。。ですよねぇ?U様!




















 
 

 
 

 
 

なんだかいい感じの匂いがします
 
 

 
  パッと見はこの年式にしてはキレイに見える。しかしながら過去の事故損傷痕や過去のレストア部分からの錆びや穴あきがオーナーが言うように多い。非常に遣り甲斐がある仕事になると思われます。

実は長年に渡りオーナーがこのレストアの為に方方より集めた、それはそれは貴重な新品部品の数々と中古品にはなるけどこれもおそらく手に入らないであろうパーツをふんだんに活用しての修理になりますので興味がある方からしますとたまらない作業になるんじゃなかろうかと思います。




















 
 

 
 

 
  もちろんウェザストリップなどのパーツもすべてありますので迷うことなく取り除きますが、ゴム関係の劣化は酷く強く握るとサラサラな砂になってしまいます(笑



レストアのお問い合わせはよく頂くのですが一台に費やす作業期間が長い為、僕の場合は随分先の予約という形を取っております。

ただこれはフルレストアの場合なので部分的なレストア修理は随時受け付けております。たとえばステップだけとか屋根だけとかいった形ですね




















 
  リヤ廻り作業途中に頂いたメールより









BPコーポレーション 田口様

おはようございます。
ご連絡ありがとうございます。


正直、びっくりしました。

まさか、この部分の修理で○○がバッサリと

切れてしまうと想定していませんでした。

HPを見て田口さんの修理を信頼していますが、やはり

自分の車だと、心臓に悪いです。

痕跡の残らないよう宜しくお願いします。


やはり、以前の修理による影響が良くないのでしょうか。


あと、リアのフロアの形状で少しお願いを添付に記載して

おきました。

細かいお願いですが、宜しくお願いします。


未だにドキドキな感じです。












 
  不安感バリバリなメールです。

なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。


僕は修理中(特に加工やレストアの作業では)の写真を頻繁に送り、どこまでどういった修理をするのかを打ち合わせするのですがそれを見ると不安になってしまう方もおられます。

けれども錆を取ったり穴が開いている箇所を溶接で埋めたりまた、欠損部分を作ったりといった作業は完成後では目に出来る部分ではありませんのでこちらとしては是非見て頂きたい部分ではあるのです。



ですのでこれからもドキドキしてもらおうと思います。

僕達おじさんは年を取るにつれてどんどんドキドキする事は少なくなっていきますからね。




完成後は本当の意味で心臓が高鳴りときめいてもらいたいと思います!




















 
 

塗装の上からではわからない錆。塗装膜を剥離すると顔を表す。
 
 

随分と前のパネル交換の痕、固定方法はミグ溶接。
 
 


はたして、心臓に悪い修理とは!?
 
 
次回からいよいよボディに手が入る様子をリヤ廻りの修理の中からフロアの復元等をお知らせしたいと思います!


お楽しみに!




















 
  続く…




 
 



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